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映画 白夜行

byakuya-kou.jpg



「雪穂は本当に亮司を愛していたのか?」

最後の数行を読んだとき、この問いかけと共に茫然としながら本を閉じる、あの感覚こそが原作「白夜行」が名作だと言われる所以なんじゃないかと、個人的には思っています。
読者のたどり着く回答次第で、2006年に放送されたドラマのような究極のラブストーリーにも、今回の映画のような「男を利用するだけ利用する悪女の話」にもなり得る。それが、この「白夜行」の魅力なのだと思います。

しかしまあ、これは原作を読んで頂ければわかりますが、本当に「東野圭吾の文章の巧さ」があって成り立つものであり、映像化するには、必ず解釈を「どちらか」に寄せる必要があります。それは、その時点で原作の魅力を再現できないということ。それが、映像化の難しいところです。

今回の映画は、完全に「悪女」と宣言しているので、ドラマとは逆の解釈になります。
ただ、この映画の巧いところは、「悪女とは言いながら、雪穂は亮司のことだけは信頼し、愛しているのではないか?」と思わせる場面が多くあることです。店の名前が「R&Y」であること、後半に亮司に対して見せる笑顔や、「白夜行」というタイトルの元となった以下の台詞が該当します。

「私はいつも夜だった。でも暗くはなかった。太陽に代わるものがあったから」

ふたりの関係に淡い期待を抱かせた上で、あのラストシーンに持っていく。それが、この映画の巧い所で、ドラマとは違うところです。つまりこの映画は、割と原作に忠実に「白夜行」の世界を表現できているのではないかと思うわけです。雪穂と亮司の関係が最後になって明かされるのも、原作同様の展開だと言えます。ということで、個人的にこの映画には、「よく頑張った」と言いたいw

ただ残念なのは、やっぱり最初の宣伝の段階から「悪女」だと言ってしまってる点だと思います。そのせいで、後半にふたりの関係が明かされても、「でも、悪女なんでしょ」とか思いながら見てしまうんだと思うんです。悪女だと思って最初から最後まで見ていると、オチが弱い。「結局何が言いたいんだ」となるわけです。

あと不満なのは、舞台となった時代の雰囲気を出すためか、映像を古臭くしているんです。あれ、別になくていい。あれのせいで全体的に映画が重たく感じました。実際重たいんだけど。なんかウルトラマン見てるみたいでした(謎)

原作「白夜行」は名作ですが、それを映像化するのは本当に難しい。ドラマは本当に、「あれはあれ」という感じで、完全に別作品でした。でも今回は、かなりの「白夜行」具合で、本当に巧くやっていると思います。堀北真希も素晴らしい。この、感情の読み取れない難しい役をよくぞ演じきった。そして何より可愛い(結局それか)

原作ファンには今回の映画もボロクソ言われてるのかもしれませんが、個人的には合格点だと思います。きっと、これ以上は出来ないんじゃないかと。是非、「幻夜」も映画化して頂きたい。深田恭子は嫌です(爆)

原作でもドラマでも、平成元年当時を象徴する音楽として、CHAGE and ASKA を取り上げて紹介して頂いてるのですが、今回の映画ではバッサリスルーされました。

そ、そこは残しとけ…!w



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